中古マンションの1階部分のメリットとデメリットを解説!

不動産

マンションの1階に住むことについては、実際に経験してみないと気づかないことが多いですね。

実際、「後悔する」「デメリットが多い」といった声もよく聞きます。

1階を検討する人もいれば、低層階を希望していても2階以上に絞る人もいて、1階への好みは様々です。

ただ、注意すべき点やメリット・デメリットがたくさんあるため、1階だけでなく、2階以上でも魅力的なポイントが存在します。

マンションの1階に住んで後悔

マンションの1階に住む際には、他の階層との違いが大きいため、実際に住んでみて後悔することがあるかもしれません。

もちろん、すべてが悪いわけではありませんが、後から後悔しないように、購入前に1階のデメリットや注意点を理解しておくことが重要です。

1階のマンションを検討する際には、以下のポイントに気を付けてください。

注意点:
1. 防犯・セキュリティ面に不安がある可能性があります。

2. 眺望があまり期待できないことがあります。

3. プライバシーや周囲の目が気になることがあります。

4. 虫が入りやすい可能性があります。

5. 採光や通風が不十分なことがあります。

チェックポイント:
1. セキュリティシステムがしっかりと整備されているかを確認しましょう。

2. 周辺を歩いて、安全やリスクがないか確認してください。

3. 河川に近い場合は、水害のリスクについても注意が必要です。

4. マンションの管理規約をよく確認しましょう。

販売価格は物件次第

マンションにおいて、同じ間取りかつ同じ広さの場合、一般的には上の階にいくほど価格が高くなる傾向があります。

ただし、場所によっては人通りの多い道路に面していたり、日当たりの良し悪しで差がある場合や、1階に専用庭がついた物件など、条件によっては1階の方が高い価格設定となることもあります。

そのため、1階と2階の価格比較においては、物件の状況によってどちらが高いかは異なり、一概には言えません。

1階の住みやすさが考慮されたマンションであれば、1階を選んで住む選択肢もあることを覚えておきましょう。

一戸建て感覚で暮らせる1階のメリット

1階に専用の庭が付いているマンションの住戸は、一戸建てのように独自の庭を楽しめる点が特徴的です。

このような住まいでは、庭でガーデニングを楽しんだり、お子さんを遊ばせたり、テーブルや椅子を配置して食事やお茶を楽しむことができます。

また、下に住戸がないため、部屋の横や上から生活音が響くことはあるものの、2階以上の住戸のように気を使って歩行音を気にする必要はありません。

このため、子育て世代の方々から支持を受けることもあります。

さらに、災害時にも安全です。

地震などの際には、他の階と比べると揺れが緩やかであり、家具の転倒などの被害が抑えられる可能性があるため、この点も支持を集める理由と言えるでしょう。

1階はプライバシーや日当たり、防犯面が問題

1階には様々なデメリットが存在します。

まず挙げられるのはプライバシーの問題です。

通行量の多い通りに面していると、他人の視線が気になり、カーテンをずっと閉めたままにしてしまうこともあるでしょう。

不審者や泥棒なども、他の階よりも容易に侵入できるというリスクもあります。

さらに、専用の庭やテラスがある場合、上階からのゴミや汚れ、洗濯物などが落下してくる心配もあります。

1階が車道に面している場合、車の騒音やマンションへの出入りする人の音が気になるかもしれません。

そして、冬場には1階は床下からの冷気が入り込むため暖房効率が悪くなる可能性があり、高い建物や周囲の植栽によって採光が悪くなる可能性もあります。

マンションの1階の部屋に住むデメリット・注意点

マンションの一階に住むことには、多くの利点がありますが、同時に一階ならではの不利な点もいくつか存在します。

一階部屋の購入を検討する際は、単に利点だけではなく、不利な点もしっかりと把握することが重要です。

まず、マンションの一階に住むデメリットを考えてみましょう。

防犯・セキュリティ面ではやや不安がある面があります。

高層階であっても完全に侵入リスクがゼロというわけではありませんが、やはり低層階は悪意ある第三者による侵入リスクが高いと言えるでしょう。

また、眺望面でも期待はできません。

特に高台に位置していない限り、一階部屋からの景色はあまり良くありません。

周囲が建物に囲まれている場合は、窓からの景色を楽しむことが難しいでしょう。

さらに、プライバシーや周囲の目が気になるという問題もあります。

一階は人の目線と同じ高さに位置するため、通行人や近隣住民の目が気になることがあります。

昼間であっても、カーテンを閉めないと落ち着いて過ごすことが難しいかもしれません。

また、虫が侵入しやすいという点も挙げられます。

一階部屋は地面に最も近いため、アリやクモなどの虫が侵入しやすいと言われています。

特に蚊は高い階ほど出現しないため、一階部屋にはより多く侵入してくる可能性があります。

最後に、採光や通風が不十分な点も懸念されます。

一階部屋は周囲に遮るものがないため、太陽の光や風が入りにくい傾向があります。

マンション全体として窓の数が少なく、日当たりや通風に不具合があると言われていますが、一階部屋はそれがより顕著に現れやすいようです。

マンションの1階の部屋に住むメリット

マンションの1階に住むことのメリットを詳しくご紹介いたします。

1. 出入りが楽
通勤や通学など、日々の外出時に、階段やエレベーターを使用する手間が省けます。

特にエレベーターが混雑する時間帯や、急いでいる時に、待たされることもありません。

2. 専用庭が付いてくる
1階に住んでいると、部屋に付いている専用庭が利用できます。

この庭は、他の住人と共有するベランダや廊下とは異なり、自分で管理し、自由に使えるため、ガーデニングや物置き、物干し場など自由に使えます。

3. 騒音トラブルのリスクが低い
特に、子供がいる場合において、上の階からの足音が原因で下の階の住人との間で騒音トラブルが起こるリスクが低くなります。

それにより、住環境のストレスも軽減されます。

4. 玄関までのアクセスが便利
1階に住むことで、玄関まで直接外に出入りできるため、重い荷物を運ぶ際や、外出時に便利です。

何かを持っている際に、階段を上がる必要がないため、負担が軽くなります。

5. 逃げやすい
万が一の火災や緊急時には、1階に住んでいると、窓から容易に外へ逃げられる可能性が高まります。

緊急時に安全かつ速やかに避難できるメリットがあります。

1階に住んでいると、下には階下の住民がいないため、他の住民との騒音問題が起こる可能性が2階以上の部屋よりも低くなります。

まとめ

マンションの1階の部屋は、他の階層とはかなり異なる特性があるため、購入を考える前にそのデメリットや注意点をしっかり把握しておくことが非常に重要です。

1階の部屋では、他の階層に比べて空き巣や虫の侵入リスクが少し高いこと、外からの視線が気になるという問題が挙げられます。

防犯対策や虫対策については、便利なグッズを利用したり、セキュリティシステムの整った安全性の高いマンションを選択することで対処することが可能です。

1階の部屋には、デメリットがある一方で、他の階よりも部屋への出入りがスムーズであったり、専用の庭が付いていたり、災害や事故のリスクが少ないといったメリットもあります。

注意点やリスクをよく考慮した上で、自分に適したマンションを選んでみてください。

結局、1階の部屋でも大丈夫という場合もありますが、その階層の特性を理解した上で賢く物件選びをしてくださいね。

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